遺跡発掘のアルバイトの求人を見かけたことはありますか?
「興味を持っているけど、どんな仕事なんだろう」
「楽しい?大変?」
などの疑問を抱えている人に向けて、実際に経験して感じたことをお伝えしたいと思います!
・遺跡発掘のアルバイトについて知りたい
・年齢層、男女比は?
・経験して感じた良いところ、大変なところは?
遺跡発掘アルバイトは何をする?
遺跡発掘の仕事は専門の調査員と作業員で進めていきます。アルバイト・パートの場合は作業員として、調査員の指示に従いながら仕事をします。
主な仕事は「遺跡を見つけるための土の掃除」、「見つかった遺跡を掘る」、「掃除や掘った際に出た土の運搬」です!
以前書いた記事にもまとめてあるので、こちらもどうぞ↓
年齢層と男女比
年齢層は60代辺りが多い印象です。2〜30代は数人程度です。
男女比は男性8割、女性2割くらいです。力仕事なので男性が多いですが、女性も同じように働いています。

皆さんとても元気です!
やってみて感じた良いところ
・健康的な生活になる

朝のラジオ体操から始まり、日中は土を掘ったり運んだりを繰り返します。日が暮れてくれば仕事は終わりです。
真夏や真冬は除きますが、外で日を浴びながら体を動かすのは気持ちがいいです。始めた頃は筋肉痛や疲れが出ると思いますが、続けていくと作業への慣れや体力が付いてきます!
早寝早起きと適度な運動?が出来るので、続けて行くことで生活が健康的になると思います!
・色々な人と出会える
この仕事には色々な経験をしている人が集まっています。副業や次の仕事までの一時的なもの、主婦の方や定年退職後に始めた方など、さまざまです。
副業としている人の本業は、芸術家やライター、ミュージシャンなどアーティストとして活動してる人がいると聞きました。
退職後の仕事として働いている人では、元学校の先生、元コンビニ店長、元大工など幅広い職種から人が集まっています。
自分が関わったことがない場所や経験を積んだ方々と一緒に働けるので、とても面白い出会いや経験ができると思います!

・歴史に触れることができる

地層によって異なりますが、縄文・弥生の層からは土器や石器、平安・鎌倉の層からは武器や食器などが出土します。
私は縄文・弥生の層で仕事をしていますが、土器の破片はそこら中から出てきます。住居跡からは破損の少ないきれいな土器が出てきました!
古代の人々が生活をした痕跡や、実際に作ったものに触れる経験は歴史好きには楽しい時間になると思います!

今まで教科書でしか見たことのなかったものを自分の手で掘り出す体験は楽しいです!
調査員の方に聞けば詳しく教えてもらうこともできるので、興味があれば面白い仕事です!
やってみて感じた大変なところ
・真夏の作業は危険

今年の夏(2023年)は猛暑でした。私はお盆明けからこの仕事を始めたのですが、とても大変でした。暑さの中で動くので汗は止まらず、水を飲んでも飲んでも喉が渇きます。日差しが強い上に湿度も高い中の作業はしんどいです。
熱中症や疲労でダウンしてしまう人もいて、救急車が現場に駆けつけることもありました。
ただ水分補給の指示や休憩が午前と午後の作業で2回ずつあったりと、熱中症対策はしっかりされていました!
・作業着の汚れ
土に触れる仕事なので、終わる頃には作業着は土で汚れてしまいます。そのままだと洗濯機で洗えないので、まず土を手洗いで落としてから洗濯機に入れています。
毎回のことなので大変なところです。
・筋肉痛
土を掘ったり、運んだりするのは普段の生活ではあまりないと思います。仕事中は大半がその動きになるので、慣れるまでは筋肉痛になります。

まとめ
イメージできたでしょうか?
遺跡発掘のアルバイトを実際にやってみて感じた、良いところ・大変なところをまとめてみました。
大変なところは働く時期や慣れで乗り越えられるものなので、歴史に興味のある方や、副業として体を動かしたいと思っている方にはおすすめの仕事です!
短期で体験するだけでも話のネタになるので面白いと思います!
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