このあいだ「ワーホリ先で仕事が見つからない」という記事を読みました。
この記事では、仕事が見つからず経済的に苦しくなり無料の食料配布を利用している方や、「ワーホリ先で仕事が見つからない」という相談が増えているという内容です。
せっかく渡航したのに、「仕事が見つからなくてつらい」というのは、できれば避けたいですよね?
この記事では、「ワーホリ先で仕事が見つかるのか不安」というお悩みに対し、私の経験から役立ちそうなことをまとめてみました。
先に結論からお伝えすると、「手に職があると有利」、「十分な資金を貯めておく」、「さまざまな方法で探す」の3つになります。
その3つ以外にも必要だと思うことを書いていくので、ぜひ最後まで読んでみてください!
ワーホリの仕事探しでは「手に職があると有利」
ひとつ目は「手に職があると有利」です。美容師や、看護師、料理人など、「手に職」があると有利だと思います。
ときに、そのスキルは語学力よりも重要です。
スキルが語学力よりも重要だと思う理由は、「語学力があまりなくても、専門的なスキルは必要とされるから」です。
スキルがあるとトライアルで有利
ワーホリの仕事探し中に「トライアル」を受けることが多いと思います。日本では会社や職場で「育てよう」という意識がありますが、外国では「その時点でどのくらいできるか」をトライアルで判断されます。
語学力が全くのゼロだと厳しいかもしれませんが、多少語学ができてスキルを見せることができれば、採用される確率は高くなると思います。
言葉ができたとしても、「同じ未経験なら現地に住んでる人を採用した方がいい」と判断されてしまうかも…
私の働いていたレストランでは、現地の大学生が働いていました。ネイティブスピーカーで語学は完璧。
私はキッチンスタッフだったのですが、もしホールスタッフとして仕事を探していれば、ライバルがネイティブスピーカーになるんだなと思いました。
私の場合
私は学生の頃から「外国で働いてみたい」と思っていた一方、TOEICや英検などの英語の勉強はあまり興味がありませんでした。
だから「英語はそこそこにして、どんな場所でも必要とされるだろう料理の仕事をしよう」と思って続けてきました。
その結果、レストランで働いていた職歴はどの国でも有利に働いて、仕事を見つけることができました。ニュージーランドでは職歴が評価され、最低賃金よりも高い金額でオファーがもらえました。
興味があれば日本で「手に職」の経験を積んでいくのもアリ!
もし「数年後にワーホリに行きたい」というプランがあれば、日本で「手に職」の仕事についてみるといいかもしれません。経験があればレジュメ・CVに書けますし、経験ゼロよりも有利です。
日本でやったことのある仕事なら慣れるまでの時間が短くなり、できることが多いです。
飲食業界であれば、アルバイトで接客の経験や、キッチンで包丁を使う経験ができます。「料理を仕事に」というレベルでなくても、日本で経験しておくことはプラスになると思います!
ワーホリの仕事探しでは「十分な資金を貯めておく」
ふたつ目は「十分な資金を貯めておく」です。
これは仕事探しには直接関係ありませんが、重要なことです。なぜなら、「資金に余裕があれば焦らずに済むから」です。
外国で生活を始めると、慣れない環境の中で家探しや仕事探しをしていくことになります。もし資金に余裕がないと常に焦ってしまうと思います。
それは精神的にもつらいので、資金を十分に貯めてから渡航するといいと思います。
私の場合
最後のワーホリになったニュージーランドのときには、最悪一年間仕事が見つからなくても暮らしていけるくらいの資金がありました。
どのくらい資金を貯めていくかは人それぞれだと思いますが、「すぐに仕事が見つからなくても、しばらくは安心して暮らせる程度」は貯めていくといいと思います!
ワーホリの仕事探しでは「さまざまな方法で探す」
三つ目は「さまざまな方法で探す」です。
以前にこのブログで書いていますが、ワーホリで仕事を探す方法はいくつかあります。
上の記事では「ニュージーランドで仕事を探す方法」を紹介しましたが、使うウェブサイトが国ごとに異なるくらいで、基本的にどの国でも同じ方法で探せます。
私の場合
思い出してみると、私はどの国でも仕事はネット経由で決まっていました。ネットの良いところは、レジュメの印刷代や、配り歩いたりする時間が節約できるところだと思います。
ずっと家にいるので動いていない不安はありましたが、一週間くらい求人サイトを見ていると「良さそうだな」と思う求人が出てきて、応募→採用という流れでした。
仕事が見つからない時の不安ってつらいですよね…
人柄も大切!
スキルや資金と同じか、それ以上に私が大切だと思うことは「人柄」です。
トライアルで「この人と働きたいな」と感じてもらえれば、採用される可能性が高くなります。
もしあなたが採用担当者なら、「語学力やスキルは十分でないけど、雰囲気がよくて、職場にあっているな」と感じたら採用したくなりませんか?
逆に「語学力やスキルはあるけど、雰囲気が悪くて、職場に入ってほしくない」と感じたら採用しませんよね?
人柄を伝えるために
あなたの人柄をきちんと伝えるためには、この記事で紹介した「手に職があると有利」と「十分な資金を貯めておく」のふたつが役に立つと思います。
どうしてかというと、その二つがあれば余裕が生まれるからです。
未経験の仕事や経済的に余裕のない状態で、「この人と働きたいな」と感じてもらえる人柄を出すのは、少し難しいと思うのです。
余裕をもって仕事を探してトライアルに望めれば、自然と人柄も伝わり、採用につながるかもしれません。
住む場所を変える
ワーホリでは住む地域に制限はないので、仕事が見つからなかったら別の場所に移動するのもいいと思います。
田舎より都会の方が求人の数は多いです。
私自身はシドニー、トロント、オークランドと、その国の最大級の都市を選んで生活してきました。その理由の一つは、仕事を見つけやすいと思ったからです。
「田舎が好き」、「都会は日本人が多い」などの理由で場所を選んだ方も多いと思います。
しかし、「仕事がない」という状況になったら、大きな都市に移動してみるといいかもしれません。
ワーホリの仕事探しまとめ
・手に職があると有利
・十分な資金を貯めておく
・さまざまな方法で探す
・人柄も大切
・場所を変える
「ワーホリ先で仕事が見つからないかも」と思うと、とても不安ですよね。日本で暮らしていても、仕事探しや転職がうまくいかない時があります。
でも、ちょっとした運やタイミングで見つかったりすることもあります。
仕事探しで悩みすぎずに、たまには気分転換して、自分のペースで探せたら少し楽だと思いませんか?
自分のペースで探す余裕を生むためにも、「手に職があると有利、十分な資金を貯めておく、さまざまな方法で探す」の3つを意識してみてくださいね。
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